研究室名称とロゴの由来

エルゴノミクスデザイン研究室

エルゴノミクスは,Ergo(ギリシャ語で仕事)+Nomos(ギリシア語で法則),直訳すれば「仕事の法則の学問」というような意味になるのですが,日本では,「人間工学」と訳されています。人間工学とは,「人間にとって使いやすい環境や機械や道具を設計,開発することを目的とした学問」です。私は人間工学を大学,大学院を通して勉強してきました。また,大学教員になってすぐのときにも「人間工学」という講義や人間工学関連の実験テーマの指導を担当しました。現在では,日本人間工学会に所属し,「認定人間工学専門家」の資格も取得しています。そこで,人間工学に基づく人間中心のデザインについて研究していくことを目標として,研究室の名前を「エルゴノミクスデザイン研究室」としました。研究成果の社会実装を通じて,人々のウェルビーイングの向上と,だれにとってもより良い社会の実現に向けて行動していくことを目指します。

研究室のロゴマーク

「人間中心のデザインを考えよう」というメッセージを,デザインの基本である黄金比(1:1.618)と白銀比(1:1.414)の比率で描かれた2つの楕円の中に人間の横顔を配した図案で表現しました。人間の鼻の頭の所に2つの楕円の中心があります。ちなみにロゴマークで使用している横顔のモデルは,指導担当教員の矢口です。むかし東京ディズニーランドのワールドバザールにあったシルエットスタジオで作ってもらった切絵をトレースして使用しています。